【完全版】コーチングとは何か解説してみた

コーチング
コーチングとは何か解説してみた

読者の疑問

  • コーチングに興味がある
  • コーチングを受けるとどうなるの?
  • コーチングってどんな場面で使うの?
  • コーチングの勉強方法は?
  • コーチングのメリットやデメリットは?

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

1.コーチングとは何か解説してみた
2.コーチングの勉強方法
3.ティーチング、カウンセリング、コンサルティングとの違い
4.コーチングを使うシーン
5.コーチングのメリット・デメリット

この記事を書いている私は、

・副業としてコーチングを学び始めて1年以上
・コーチング実績は150名程度
・4つのスクールでコーチングを学び、資格も所持

こういった私が、解説していきます。

コーチングとは何か解説してみた

 

コーチング=コミュニケーションスキル

コーチングとは、コミュニケーションスキルの1つです。対話によって人の目標達成や自己実現をサポートすることができる技術となります。
一方、ポジティブ心理学コーチのパーマー、ワイブラウは、「目標設定や達成を通して、急速な人格の変革を目指す手法」と述べています。
そして、世界最大級のコーチング国際組織である国際コーチ連盟(International Coaching Federation)は、「コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるようにコーチとクライアントのパートナー関係を築くことである」と定義しています。
コーチングの流派やコーチングスクールなどによって多少定義は異なると言えます。

コーチングの由来

コーチングの由来は「馬車」からきているといわれています。
「コーチ(COACH)」という言葉は、ブランドのCOACHのロゴのように、馬車という意味をもちます。
また、馬車にはもともと、「相手を目的地まで運ぶ」という意味があります。
つまりコーチングは、相手が望む場所に、より早く、より正確に、より楽しくいけるように行動やマインドをサポートするコミュニケーション技術とも説明できます。

日本における従来の「コーチ」は、指導がメインのティーチングの場合が多い

流行っている理由

最近、「コーチング」という単語をネットや本でよくみたり、SNS上で「〇〇コーチ」という肩書きの人が増えています。
なぜ、コーチングやコーチが流行ってきているのでしょうか。
コーチングが流行っている理由として、今の時代背景があげられます。
現在、 VUCA(Volatility【変動性】、Uncertainty【不確定】、Complexity【複雑性】、Ambiguity【不明確】の頭文字から)と呼ばれる、先の読めない予測困難な時代となっています。
そのような状況のなかで従来のティーチング、一方向型、前例踏襲のようなコミュニケーション手法では限界がきています。
現代においては、コーチングのような対話による双方向型、未来志向、創意工夫型のコミュニケーション手法が時代にマッチしているといえます。

コーチングは難しい?

結論からいうと、コーチングの概念を理解するのはカンタンです。
なぜならば、コーチングはコミュニケーションであり、だれでもこのスキルを習得することは可能だからです。

コーチングは基本的に

・傾聴
・質問
・フィードバック

この3つのスキルから成り立っているといわれており、それぞれ数時間で理解できるものとなっています。
ただ、「言うは易く行うは難し」という言葉がありますよね。
コーチングも同じでコーチング=実際のコミュニケーションなので、学んですぐ思い通りにコーチングできるようにはなりません。

どれくらいでできるようになる?

もちろん個人差があると思いますが、

私は3か月で100名以上のコーチングセッション実績を積み、「できるようになってきたな」と実感することができました。

私自身、コーチングの存在を2020年4月に知り、学びはじめました。2020年12月には単月10万円ほどのフィーがもらえる「プロコーチ」と呼ばれる存在になることができました。
「一刻も早くコーチングができるようになりたい」という思いから、6月~8月は毎日のように経験を重ね、3か月で100名以上のコーチングセッション経験を積みました。

その経験のなかで、学びはじめた当初は自分の理想のコーチングセッションが全然できませんでした。効果的な質問ができなかったり、自分の価値観や考えを押し付けてしまったり、コーチングしてる途中に頭が真っ白になってしまったり…
だんだん、「慣れてきたな」と感じたのは40名~50名ほど経験したときです。
そこからコーチングセッションをするのが楽しくなってきて、「すごくよかったです」「また受けたいです」といった声をいただき自信がついてきました。
なので50名程コーチングセッション実績を積むと、だんだんコツがつかめてくると思います。

ここでいう「コツ」を自分の言葉に直してみます。それは「次どんな質問をしよう…」といった自分に意識を向けた状態ではありません。「相手は今こんな状態だから〇〇の質問をしてみよう」といった具合で「100%相手に意識を向けた質問」ができるようになる、という感覚がつかめた、ということです。

 

コーチングの勉強方法

勉強方法は6つあげられます。それぞれ解説していきます。

・本で学ぶ
・動画で学ぶ
・スクールに入る
・個人指導で学ぶ
・実際にコーチングしてみる
・プロコーチのコーチングを実際に受けてみる

本で学ぶ

本は手軽に、かつ安価に学べます。ですが、コーチング=コミュニケーションの技術なので、本だけだとリアルなコーチングの空気感や臨場感がわからないため、本はあくまでも補足的な意味合いで活用することをおすすめします。

動画で学ぶ

動画もコーチングを手軽に学ぶことができます。YouTubeにもコーチングの動画があがっていたり、コーチングをeラーニングを提供している企業も増えてきており、スクールや講座よりも安価で、かつリアルなセッションの空気感や臨場感を知ることができます。ただこれもあくまで一方向的なものなので、補足的なものとして活用したほうがいいでしょう。

スクールに入る

コーチングスクールに入ることは、コーチングを本格的に学ぶ際に一番最初に思いつく手段かもしれません。コロナ以降、オンラインで受講できるスクールも増えており、またコーチングの技術を体系的にそして本格的に学ぶことができるため年々受講者は増えていると言います。
ですが大手スクールはほとんどが基礎~応用まで学ぼうとすると100万円以上するため、なかなか手が出しにくい人も多いと思います。
また、コーチングを学ぶこととコーチングで稼ぐことは別です。コーチングをスクールで学んだからといってすぐプロコーチのように稼げるようにはなりません。
コーチングスクール卒業生の中には、せっかく一流のコーチングスクールを卒業してもクライアントが獲得できずいつまも赤字コーチ…といった悩みが多く見受けられます。

個人指導で学ぶ

個人指導とは、マンツーマン指導や少人数のオンライン指導をしている方法です。
少人数やマンツーマンの為、一人一人のスキルの進捗に合わせた指導ができます。
大手スクールよりも格安であるため非常にコストパフォーマンスが良いと言えます。
デメリットは、権威性や信ぴょう性に欠けるのと、その方の実績やスキル次第なので当たりはずれがあるという点です。

実際にコーチングしてみる

当たり前ですが、コーチングができるようになるにはコーチングを実際にやってみないとできるようにはなりません。コーチングスキルを身に着けるために必ず通る道ともいえます。
いくら本を読んだりセッション動画をみたりしてもうまくなることはありません。スクールでも個人指導でも必ず「〇人にコーチングをしてきてください」といった宿題が出されるほどです。
ですが、実際にコーチングをする場合、初心者の方は不安だと思います。そんなときは友人や同じ初心者コーチ仲間に手伝ってもらいながら経験を積むのが良いでしょう。

プロコーチのコーチングを実際に受けてみる

コーチングを学ぶためにはプロのコーチングを受けてみることも非常に大切です。英語がうまくなりたければ英語圏のネイティブと話す、野球がうまくなりたければプロ野球を見る、などと同じことです。
しかし、これが案外盲点となっています。コーチングができるようになりたいのにコーチングを受けたことがない、プロコーチになりたいのにプロコーチのセッションを受けたことがないという人が少なくありません。
良いコーチは必ず自らもコーチをつけているといい、コーチングに魅力を感じているのであれば尚更コーチングを受けているべきです。コーチによってアプローチ方法や視点も異なりますし、コーチングは正解がないものなので、ぜひプロコーチのコーチングは定期的に受けるようにしましょう。

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ティーチング、コンサルティング、カウンセリングとの違い

ティーチングとコーチングの違い

ティーチングとは「教える」コミュニケーション技術、コーチングは「引き出す」コミュニケーション技術です。
日本における「コーチ」(スポーツや部活動など)は、ほとんどティーチングだと思います。もちろん人によってはティーチングとコーチングを使いわけている人もいるでしょう。
また、上司部下の関係でもほとんどが「ティーチング」の関係になっていることが多いです。コーチングを勉強している管理職の方からはよく、「コーチングとティーチングのバランスが難しい」という声をよく聞きます。
その際は「守破離」という言葉があるように、ティーチング→コーチングへと、その対象者の習熟度に合わせてティーチングとコーチングを併用すると非常に効果的です。

カウンセリングとコーチングの違い

カウンセリングは「問題解決」、コーチングは「目標達成」、に特化しているといえます。
そもそも、コーチングとカウンセリングは共通点が多く、線引きが曖昧です。コーチの中でも「カウンセリングよりのコーチング」や「コーチングよりのカウンセリング」といった表現をするくらいです。
また、カウンセリングはマイナスの状態をプラスマイナスゼロ、あるいはプラスの状態にもっていくコミュニケーションで、コーチングはプラスマイナスゼロ、あるいはプラスの状態から更にプラスの状態にもっていくコミュニケーションだともいえます。

コンサルティングとコーチングの違い

コンサルティングとは「答えを提供する」コミュニケーション、コーチングは「答えを引き出す」コミュニケーションです。
ティーチングとコンサルティングは似ているものがあります。コンサルティングはより専門的でその業界に精通している必要があります。それに対しコーチングでは、その業界のことをほとんど知らなくても対応することが可能です。ただ、より良いセッションにするためにはクライアントの業界を知っておくことが必要です。

コーチングを使うシーン

基本的にはどんなシーンでも活用可能です。

・上司部下
・就職、転職
・起業、ビジネス
・経営、意思決定
・英語、語学、資格取得
・ダイエット、健康
・人間関係
・恋愛、結婚
・親子、兄弟、家族
・自己実現、自己啓発
・強みの発見、問題解決
・心理カウンセリング

コーチングは対人関係や人間関係、そして自分自身との関係・向き合い方に対して効果的です。
心理学者のアドラーが、「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」といっています、
コーチングの活用によって、ほとんどの対人関係の悩みが改善するといっても過言ではありません。

コーチングが機能しないシーン
・心理的に不安定な状態のとき
・心療内科や精神疾患にかかっているとき
・すぐに結果を出さないといけないとき

コーチングのメリット、デメリット

コーチングのメリット

コーチングのメリットは、ライフコーチングやビジネスコーチングなど扱う種類によって若干の違いはあるものの、下記のようにまとめることができます。

・目標達成できる
・幸福度が上がる
・応援してくれる
・生産性が高まる
・変化を実感できる
・強みを再認識できる
・当たり前の基準が変わる
・1人で考えるより思考が深まる
・本当にやりたいことが見つかる
・自己肯定感が上がりポジティブになる
・自主性、主体性が高まり、モチベーションが上がる

コーチングのデメリット

コーチングのデメリットもまた、扱う種類によって若干の違いはあるものの、下記のようにまとめることができます。

・成果が出るまで時間がかかる
・継続的にやる必要がある
・答えを知れるわけではない
・コーチはサポートしかできない
・退職や離職につながる可能性がある
・有料の場合、適正な価格がわからない
・自ら考える判断材料となる経験や知識がないと機能しない
・コーチのスキルや相性が、実際に受けてみないとわからない

最後に

今回はこちらで以上です。いかがだったでしょうか。コーチングは奥が深く、流派や教える人によって解釈が異なることも多いです。ご自身で勉強していきながらコーチングの理解を深めていってくださいね。
今回の記事で、

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以上、ご覧いただきありがとうございました!

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