コーチングで「質問」より大切なスキルとは

コーチング
コーチングで質問より大切なスキルとは

 

読者の悩み
読者の悩み

・質問が苦手でうまくできるようになりたい
・次、何を質問しようかということで頭がいっぱいになってしまう
・コーチングで相手に刺さる効果的な質問ができるようになりたい

 

こういったお悩みに答えます。

✓本記事の内容

1.コーチングで質問より大切なスキルとは
2.なぜ質問より傾聴が大切なのか
3.頭がいっぱいになってしまったときに使える質問

この記事を書いている私は、

・副業としてコーチングを学び始めて1年以上
・コーチング実績は150名程度
・4つのスクールでコーチングを学び、資格も所持

こういった私が、解説していきます。

コーチングで質問より大切なスキルとは

コーチングで質問より大切なスキルとは

コーチングで質問より大切なスキル、それは…
「傾聴」のスキルです。
コーチングは大きく3つのスキル

・傾聴
・質問
・フィードバック

上記3つのスキルで成り立っています。
しかしコーチングをしていく上で一番身に着けたいスキルと言えば、「質問」のスキルという人が多いのではないでしょうか。
コーチングを受けた人なら1度は

「〇〇の質問が心に響きました」

「あの質問にグサッときたなあ」

とった経験があると思います。
私自身も、1つの質問で行動や思考が変わったり、よりポジティブになれた経験が何度もあります。
ではなぜ、コーチングで質問より大切なスキルは「質問」より「傾聴」なのでしょうか。

 

なぜ質問より傾聴が大切なのか

コーチングで「質問」のスキルより「傾聴」のスキルが大切な理由は2つあります。

・相手の話を目的まで理解するため
・信頼関係を築くため

それぞれ解説します。

相手の話を目的まで理解する

コーチングでは、相手の話を目的まで理解することが大切です。
なぜなら、相手の話を目的まで理解しないと、相手が本当に解決したい問題や達成したい目標を達成できないからです。
例えば、「ダイエットしたい」というクライアントがいるとします。
相手の目的を理解していないコーチングだと…

ダイエットしたいです。

ダイエットしたいのですね、何キロくらいダイエットしたいのですか?

10㎏は痩せたいと思っています。

10㎏痩せたいのですね、もしダイエットに成功したらどんな気分でしょうか?

とても自信がついていると思います。

いいですね、それでは10㎏ダイエットするために何から始められそうですか?

まずは早起きしてランニングから始めてみようと思います。

上記のセッションでは、「ダイエットしたい」というクライアントの要望から「10㎏ダイエットするという具体的なゴール」と「早起きしてランニングするという具体的なアクション」が出てきました。
しかし、10㎏ダイエットするという目標はそもそも本質だったのでしょうか…?

それでは相手の目的を聴くとどうなるでしょうか。

ダイエットしたいです。

ダイエットしたいのですね、なぜダイエットしたいのですか?

痩せてきれいになって自信をつけ、好きな人にアタックしたいです。

そうなのですね、それでは好きな人にアタックするためにダイエットしたいのですね?

はい、そうです。

ダイエットだけすれば自信が手に入りそうですか?

んー…ダイエットも大事ですが、きれいになるために美容院にいって髪を整えることも必要だと思います。

ほかにはありますか?

他には…そういえば好きな人が「料理ができる人がタイプ」といっていたので料理教室にいってみるのもいいかもしれません。

いいですね、何から始められそうですか?

ダイエットは時間がかかるので、まずダイエットからコツコツ始めます。美容院と料理教室はすぐできるので今月中にいきたいと思います。

良いですね、ダイエットは何㎏くらいすれば相手にアタックできそうですか?

10㎏くらいと思ってましたが、とりあえず5㎏ほどにして、残りの時間で美容院や料理教室に通いたいと思います。あ、そういえばあの人ぽっちゃり好きって言ってたかも…

 

 

というように、この例は極端ですが、同じ「ダイエット」というテーマでも

・ただ10㎏ダイエットする
・相手にアタックするためにダイエットする

上記のように全然違うものになります。

最初の例では目的を聴いておらず、ただゴールに向かってのコーチングでした。
次の例では目的を明確にし、目的を達成するためのセッションができていました。

このようにコーチングでは、「相手の話を目的まで理解する」ことが大切です。
相手が言ったことをそのまま鵜呑みにして聞くだけでは良いコーチングはできません。
相手が言ったことをそのまま「聞く」だけだと、相手が本当に解決したい問題や達成したい目標を達成できません。
そうではなく、「傾聴」する→「五感を使って相手の話を聴く」ことが重要です。
傾聴し、相手の問題や目標の目的をはっきりさせることで、相手が本当に解決したい問題や達成したい目標を達成できるのです。

信頼関係を築く

コーチングでは信頼関係を築くことが重要です。
なぜなら、信頼関係が築けていないと、安心して何でも話しやすいコーチングの場が作れないからです。
例えば、今まで一番安心して会話ができる人を想像してください。
その人に
「最近どう?何か大変だったことはある?」
と聞かれたら、なんでも話したくなる思いになりませんか?

逆に、今までで一番嫌いな人や苦手な人を想像してください。
その人に
「最近どう?何か大変だったことはある?」
と聞かれたらどうでしょうか?

「いえ、特にないです。」
「大丈夫です。」
「………」

のように何も言いたくなかったり、言ったとしても本当の悩みは言いたくないのではないでしょうか。

以上のように、コーチングをするにあたって「信頼関係を築く」ことは非常に重要になってきます。

そのためには「傾聴」して、相手が安心して話しやすい雰囲気を作ることがとても重要です。

 

相手の話を目的まで理解できず、信頼関係ができていないとコーチングは成り立たない

以上のように、
相手の話を目的まで理解できていない、あるいは信頼関係ができていないとコーチングは成り立ちません。
相手の話を目的まで理解できていないと、どんなに素晴らしい質問をしたとしてもいいコーチングはできません。
何故なら、相手の話の目的が理解できていないので、コーチングの着地が全然違う方向へいってしまうからです。
また、信頼関係ができていなくてもいいコーチングはできません。
何故なら、相手から信頼されていないので本音や本心がわからず、空回りしたコーチングになってしまうからです。

以上から、コーチングでは、質問より先に、傾聴して相手の話を目的まで理解し、信頼関係を築くことが大切と言えます。

頭がいっぱいになってしまったときに使える質問

ここまで、質問より傾聴が大事という話をさせていただきました。
しかし、コーチング初心者の場合、

・傾聴しすぎて次の質問が思い浮かばない
・質問のレパートリーが少ない
・自分のことで頭がいっぱいで真っ白になってしまう

といったことで困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな人向けに

これだけ覚えていたら使える「頭がいっぱいになってしまったときに使える質問」

を3つお伝えします。
私が実際のコーチングでも使っており、どれも効果的な質問です。
ぜひコーチングの実践で使ってみてください。

「ここまで話してみて何か感じることはありますか?」
視点を切り替え感情にフォーカスする質問です。感情を問いかけるというコーチングならではの質問です。自然に使え、とても効果的な質問です。

「今、話したい事は話せていますか?」
今話していることが本当に話したいことなのかを問い直す質問です。コーチングをしてるとよく話が脱線することがあります。この質問をすると相手は「話したいことを話させてくれようとしているな」と信頼度向上も期待できます。

「今の話(ここまでの話)をまとめるとどういうことですか?」
話をまとめて本人に整理させる質問です。これも話が脱線した時に効果を発揮します。話をまとめてくれるので次の質問につなげやすいです。

コーチングはとにかく実践あるのみです。上記の質問は非常に有効ですが、大事なことはどんどん実践していきコーチングに慣れることです。あなたなら必ずできます!自信を持ってください!

 

今回はこちらで以上です。いかがだったでしょうか。
コーチングに慣れていくことは大変ですが、初心者コーチもプロコーチも日々勉強をしています。皆さんでコーチングの学びを深めていきましょう。
今回の記事で、

・コーチングをもっと学びたい!
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以上、ご覧いただきありがとうございました!

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