30代になって新卒から勤めていた会社を退職した話
昨年末に新卒から6年近く働いた会社を退職したました!
半年ほど経過して落ち着いてきたので、改めてブログに書き起こしてみることにしました!
・今の仕事が辛い、しんどい人
・退職のリアルな話が聞きたい人
といった方に読んでいただけると嬉しいです!
この記事を書いている私は、
・現在32歳、30代で初めての転職。
・前職は人材系の会社3000名以上のキャリア相談実績
こういった私が書いていきます。
率直な感想
結論からいうと、
「ポジティブ退職」
をしたな、という感想です!笑
キャリアの概要をおはなしすると、
・2016年10月:新支店立ち上げに1人で従事
・2018年05月:老舗支店へ異動
・2018年10月:新支店立ち上げ、支店長として従事
・2020年09月:新事業部へ異動
・2021年09月:退職の意向を報告
・2021年12月:最終出勤
・2022年02月:有休消化し退職
となっています。
6年弱の間に4回も異動し5拠点で仕事しました笑
私自身、
「マネジメント経験を積みたかった」
のと
「色々な土地で仕事してみたかった」
という思いがあったので、このような経験をさせてくれた前職にはとても感謝しています!
退職理由
退職理由1 やりたいことがみつかった
やりたいことがみつかりました、以上!
正直、これに尽きます笑
これが退職理由の99%くらいです笑
正直、前職も仕事自体はそれなりに楽しかったです!
人間関係も良好で取引先ともなんだかんだ楽しく仕事ができていました。
給料はもう少し欲しかったけど、それでも世間でいう同世代平均以上は貰えていました。
なんなら住宅手当や持株会なんかもあったのでトータル的には額面以上に相当恩恵を受けられていました。
しかし、仕事の充実度という点において、100%ではなかったです。
没頭できるほど好きになれなかった、という表現が正しいでしょうか。
そんな中、出会ったのが「コーチング」でした。
コーチングは支店長時代に受けた管理者研修がきっかけで知りました。
コーチングについてのブログはこちら
コーチングを学び、実践していく中で、まさに「没頭」していきました。
前職もタイミングよく副業解禁となったので、副業でコーチングをするようになりました。
コーチングをやっていくなかで、相手から感謝されたり、コーチ仲間と繋がったり、色々な世界が知れたり…
とにかく楽しかったです。
そして、「コーチングを仕事にしよう」と思うようになりました。
これが退職の1番の理由です。
また、私は入社当初から
「やりたいことをみつけたい、それがみつかったらすぐ辞めます!」
と言っていました笑
実は私が学生の時の就活の軸が
「やりたいことを仕事にしたい、けど今は本当にやりたいことがなにかわからない、だからやりたいことが見つかったらすぐに辞めます!」
といって、業界が多く観察できる人材業界に入り、プライベートでもキャリアでも様々な経験をさせてもらいました。
色々行動をさせてもらった結果、本当にやりたいと思える「コーチング」に出会えることができました。
振り返ってみると、「本当にやりたいことをみつけるためには、色々な世界を見て、実践してみて、自分にマッチしているかを検証すること」が大事だとしみじみ感じます。
退職理由2 転職先が見つかった
2つ目の退職理由として、しいてあげるのであれば「転職先が見つかった」ことかなと思っています。
やりたいことは見つかっていましたが、どうやって稼いでいくのかはまだまだ検討中のフェーズでした。
1年弱ほどコーチング副業をはじめて、月に10万稼げるときもあれば、月に1人も連絡がこない月もありました…
私としては、「まず副業で20~30万安定して稼げるようになってから退職しよう」と判断し、そのための行動を始めました。
そのときの私は、コーチとしてはだいぶ自信がついていたものの、「自分でビジネスをする」という点においてはまだまだ素人だったため、色々な勉強を始めました。
・区が主催する3か月の創業支援セミナーに行き起業の仕方や仲間と繋がる
・業務委託でコーチングができる人を募集している企業をリサーチ
上記のような行動を3か月ほどやっていたところ、ある一社の求人が目に入りました。
キャリアスクールでコーチを正社員で募集していました。
それが結果、現職となりました。
2021年の8月に1次面接と最終面接を受け、あれよあれよという内に内定をいただくことができました。
そのときは前職をすぐ辞めようとは思っていなかったのですが、
副業でコーチングを週に10時間程度するより、
本業で毎日ずっとコーチングをしていた方が私の幸福度も充実度も絶対高いはずだと思ったので、
内定が出てからすぐに退職の意向を当時の上司に伝えました。
実際に転職してみて、現在毎日コーチングができていてめちゃめちゃ楽しいのでその時の私の判断んは間違っていませんでした。
ただ、当時の私には、副業、個人事業主、フリーランス、起業など様々な選択肢があったため、
退職の理由やきっかけとしては、「転職先が決まった」というのはとても大きいと思います。
実際にタイムラグなく前職→現職と転職ができたので、金銭的には全く不安なく余裕をもって仕事を変わることができました(引継ぎはめっちゃ大変だったけど…笑)
転職をする上で、メンタルが安定していることは、自分のキャリアにとって正しい判断をする上でとても大事だなと実感しました。
仕事をしながら転職活動をするのは多少のエネルギーが必要ですが、後悔しないキャリアのためにぜひ頑張ってほしいです!
もし、1人だと不安だったり、頑張れない方はいつでもご相談ください!
退職理由3 今の仕事ではできないことがあった
最後にもう一つ付け加えるのであれば、「今の仕事ではできないことがあった」ということです。
私が仕事を通してやりたいことや実現したいことは「人をポジティブに、ハッピーにしたい」というものでした。
そうして門戸を開いた人材業界ですが、
この業界は法人からお金をもらい、求職者は無料で利用できるというスタイルがスタンダードです。
そのため、ビジネスとしては「人材を企業に紹介」しないと紹介料が発生しません。
ですので、会社から求められる売り上げ利益目標を達成するには、一人一人に丁寧に向き合うことよりも、いかに一人でも多くの人を企業に紹介し売り上げを立てるかが求められます。
そうすると「やってみないとわからない」といううたい文句で人を紹介し、早期退職を招いてしまうという問題が発生していました。
もちろん、基本的には「とてもいい会社に入れました!ありがとうございました!」とお礼を言われることが多かったです。
しかし一方で、合わない会社に入ってしまい、すぐ辞めてしまったり、取引先の企業から怒られることも多少なりともありました。
特に私は紹介領域と同時に派遣領域も担当しており、入社後もサポートをしていく中で、入社した方がどんどんネガティブになっていくのを間近でみていました。
しかし会社としては契約を更新することによって売り上げが立ちますし、契約期間中は働いてもらわないと困るので、「働かせたい会社」と「働きたくない人」の板挟みになるのが大変でした。
これって「人をポジティブに、ハッピーにできてるの?」と疑問に思うときもしばしばありました。
しかし、コーチングの場合は、法人は関与せず、個人から直接利用料をもらい成り立つビジネスです。
そのため、フラットな視点で相談に乗ることができ、
「どうしたらポジティブに、ハッピーに仕事ができるのでしょう?」
とダイレクトで聞くことができます。
私のコーチングを受けていただいた方からは
「話をしていく中で、だんだんポジティブになっていった!!」
「単純に吉田さんと話していると楽しい!!!」
といった声をよくいただきます。
これは前職でも少しはできていましたが、コーチになると今まで以上に多くの方から言っていただけるようになりました。
こういったことから、退職を決意しました。
退職のメリット
退職のメリット1 リセットできる
退職のメリットの1つ目として、色々とリセットできるというのがあるなと感じました。
私自身、初めての退職でした。
退職してみて、普段自分が感じている以上に業務のことや職場の人間関係について意識しているんだなと感じました。
退職した途端、中途半端になってしまっていた業務や今後どうなるかわからない不安な業務、職場の中途半端な人間関係が全部リセットされ、めっちゃスッキリしました!笑
実際辞めてみると、心配していた事のほとんどは起きないというか、自分にとってそれほど重要な問題はないんだなあと。
そして、改めて組織や会社で働いてけていたことに感謝でした。個人で仕事してたらこんなにたくさんの責任抱えきれないです…
たくさんの業務を抱えてる人や、人間関係でめちゃめちゃ悩んでる人は、一度退職を経験してみるのはありかもです。
もちろん休職でもいいですけど!(まあそれができたら苦労しないんですけどね…笑)
退職のメリット2 新たな学びや気づき、出会いがある
退職のメリットの2つ目として、新たな学びや気づき、出会いがあると感じました。
退職をするにあたって、保険のことや引っ越しの事など、普段あまりなじみのない様々なことを学びました。
また、退職するとなると、心配してくれる人、嫌みをいってくれる人、羨ましいと思う人、無関心な人など様々な人がいるんだなあと気づきました笑
そして、退職し転職活動したからこそ、たくさんの新しい出会いがありました!
退職や転職を考えている人は、まず他人に今の自分の想いや感情をアウトプットすることが本当に大事だと思います。
退職のメリット3 キャリアアップのきっかけとなる
最後のメリットとして、キャリアアップのきっかけとなる、と感じました。
私は転職活動をして、転職先が決まってから退職をしたのですが、この退職は本当に良いキャリアアップとなったなあと実感しています。
基本的に、会社でキャリアアップをするには出世するか、別部署へ異動させてもらうことが考えられると思います。
しかし、会社の状況に応じてなかなかそれが難しかったりするのが現状です。
更に、会社の中でのキャリアアップは、基本的には今の業務の延長戦上であることがほとんどです。
あなたの今の上司の立場が、キャリアアップ後の自分となります。
そうなったときに、自分で魅力的と思えるかはとても重要な要素だと思います。
私は、今まで色んな上司をみてきて、とても楽しく仕事をさせてもらいました。
その中で多くの上司を尊敬していて、「この上司はすごいなあ」や「この人にはかなわないなあ」と思うことも多かったですが、本当の意味で「この人みたいになりたい」と思えた方はいませんでした。
もし、あなたの理想のキャリア像を、今の職場で実現できている上司がいないのであれば、その会社であなたの理想のキャリアは描きにくいかもしれません。
そういった意味でも、退職はキャリアアップのきっかけとなるでしょう。
退職のデメリット
退職にはもちろんデメリットもあります。私の場合は細かいものなのですが…笑
退職のデメリット1 色んなところに行けなくなった
デメリットの1つ目として、色んなところにいけなくなったというものがあります。
前職では営業的なこともしていたので、一都三県、いろいろなところを飛び回ってました。
グルメ好きなので、様々なところでご飯を食べ、それを写真に撮るのが趣味の一つでした。
現職は基本的に会社に行くかオンラインで、それ以外の移動はほぼありません。
なのでそういった意味では、色々なところに行けなくなったのはデメリットのひとつです。
退職のデメリット2 福利厚生面
次に福利厚生面です。
これも特に大きなものではないのですが、念のため。大きく5つありました。
【家賃】
→私の場合は家賃補助が半額ほど出ておりました。10万円のマンションに住んでいたので、5万円…これはちょっと大きかったですね。
【持株会】
→前職は東証一部上場していて持株会があり、毎月自社株を積み立てていました。
5年近くずっと積み立てていたので相当大きな金額になったのと、補助金も出ていたのでだいぶ良かったです。結果的に株価も上昇していたのでこれも嬉しい点です。
【フレックス制】
→前職ではフレックス制やテレワークもOKだったのでだいぶ働きやすかったのはあります。
ただ、テレワークになると仕事のメリハリがつき辛いのと、今の職場は出社することが最高に楽しいので特段問題はなかったです。
【e-ラーニング】
→前職では様々なe-ラーニングの仕組みがあり、無料で利用できました。ただ私自身はほとんど利用していなかったので、これもあまり大きなデメリットではなかったです。
【オフィス】
→前職のオフィスは新宿の超高層ビルの最上階にあり、地上200m以上の窓からみる都心の景色は最高でした!
それが見れなくなっちゃうのは残念でしたが、実際は数回みたら飽きちゃうものなので、これもほぼデメリット無しですね笑
退職のデメリット3 人間関係
最後に人間関係です。
これもデメリットというほどのものではなかったです。
気にしてくれる人は気にしてくれるし、気にしてくれない人は気にしてくれない、という印象でした笑
仲良かった人たちからは
と質問攻めにあいました笑
逆に仲良くなかったわけではないですが、
ただ一緒に仕事をするだけの仲の人からは特に何か反応があったわけではありませんでした!笑
そして、いざ辞めてみると、一部の友人を除き、なにか連絡してくれる人はほとんどいなかったです!笑
これは辞めてみて一番の気づきだったかもしれません!
コーチとして一緒にお仕事をしてる人や、よく飲みに行っていた人とは連絡来るのですが、
それ以外の人は全く連絡きません!笑
そういえばあれだけ一緒に仕事してたのに、仕事以外のつながりってほとんどないんですよね。
SNSで友達になってる人はいいんですけどね…
結構仲良いと思ってる人は多いと思ってただけに、このギャップには最初驚きましたが、そんなもんかと割り切れました!笑
退職を伝えてから本当に辞めるまで
退職の意向を会社に伝えてから、実際に辞めるまでの期間ですが、
私の場合、「5か月以上」かかりました!笑 長いですよね?笑
まあこれには少し理由があり…
退職を伝えたのは9月頭
退職を伝えたのは9月頭でした。
直属の上司に面談をしてもらい、上司の上司とも面談をし、承認をしていただきました。
ただ、会社の状況として
・同じチームの1名が同じタイミングで2か月育休で不在
・有休が30日以上残っていたので実質2か月近く有休消化する
という状況で、なかなかすぐには抜けられないという状況でした…
本当は10月末で最終出勤で、12月末くらいに退社がベストだったのですが、
結局、12月末まで業務、1月から有休消化し2月末で退社という形になりました。
今はもう退社してるので大丈夫ですが、さすがに前職勤務中はそんなにモチベが上がらずしかも普通に業務は増えていったので大変でした…笑
家族
家族にいつ、どう伝えたのか、という問題ですが、結論、
退職と転職が決まったあとに伝えました!笑
私の場合、退職と転職がセットだったのであまり家計にダメージを与えることはなかったです。
ただ、「もう少し早く相談してくれたら嬉しかった…」とのことでした!笑
ご家族がいる場合は、メリットや相談する意味があるとかないとか関係なく、相談してあげた方がいいのかもしれません。。。笑
待遇
待遇に関してですが、結論、上がりました。
上記の福利厚生面で書いたように、家賃面の問題などはありますが、額面的には上がりました。
給与明細を見て給料が上がってるのを実感したときは、
ああ、キャリアアップしたなあ…!
と感じました!
退職、転職を経て待遇が上がることはとても重要なメリットだと思います!
退職した会社への想い
退職した会社への想いですが、結論、感謝!感謝!!感謝!!!です!笑
新卒で入社し、半年で新支店立ち上げを経験させてもらったり、その後支店長も経験させてもらいました。
5年半で6拠点も携わらせてもらい、様々な土地に住み、様々なクライアント様や友人と出会い、本当に色々な経験をさせてもらいました。
また、「ウェルビーイング」という価値観と「コーチング」というコミュニケーションを学ばせていただいたのもこの会社の研修がきっかけでした。
ウェルビーイングとコーチングに出会ってなかったら、今の自分はいないと言っても過言ではありません。
これから退職を考えている人へ伝えたいこと
改めて、退職について考えたときに感じたのは
退職はとても勇気のいる行為
ということです。
私は、次の会社も決まっていたし、副業もしていたので「辞めてもなんとかなる」という自信はありました。
それでも、上司に退職の意思を伝えるときは緊張しましたし勇気がいりました。
そこで感じたのは、退職には「自信」が必要だということです。
これを読んでいる方の中には
「退職したら今後の生活がどうなるか不安」
「退職したいけどなんとなく今ではない」
など思ってる人がいるかもしれません。
そんな中でまずやってほしいのは、「自信」を持つことです!
そのためには、まず「行動を起こす」ことが大事なのかなと。
例えば
・転職エージェントやキャリアコーチと話してみる
・退職しても食べていけるように少しずつ貯金をしてみる
・退職したいと友人や同僚に相談してみる
・副業を初めて自分で稼げるようになってみる
といった小さなことから少しずつ初めてみてください!
最初はうまくいかないことも多いかもしれませんが、やっていくと少しずつ自信になってきますし、
それがまた大きな決断やアクションに繋がる原動力になります。
天職を見つけたい人へ
もし、ここまで読んでいただいた方の中で
・自分のやりたいことがよくわからない
・できれば好きなことを仕事にしていきたい
以上、ご覧いただきありがとうございました!!!
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